デジタル時代のあらたな観劇体験。再収録した現代芸能「獅子と仁人」がVimeo On Demandにて配信開始

2021年04月15日

デジタル時代のあらたな観劇体験。現代芸能「獅子と仁人」のオンデマンド配信が、Vimeo On Demandにてはじまりました。沖縄獅子とひとの舞、唄とピアノのライブ演奏にAR(拡張現実)がワンカメラで収録された35分の臨場感を、どうぞお楽しみください。

2020年11月に沖縄県宜野座にある「がらまんホール」から、YouTubeにてストリーミング配信された現代芸能「獅子と仁人」。3日間の視聴者数は世界各国から計一万人を超えました。そして2021年2月末に、チームは再び沖縄県宜野座に集結。全編にAR表現を盛り込み、再構成したオンデマンド配信作品として、現代芸能「獅子と仁人」は生まれかわりました。

舞、それは太古から続いてきた豊穣への感謝と安寧への祈り。自然からの恵みと人智を超えた畏怖がせめぎあうこの世界で、人類は舞踊により願いを立て、厄災を乗り越えてきました。わたしたちは、なぜ舞い踊りはじめたのか。 伝承の起こりに思いを馳せ、継承を学び、いまを取り入れた発信が、わたしたちのこれからを示す道しるべになるのではないか。

配信という伝達手法が身近になった2020年、舞台芸術もあらたな局面を迎えています。劇場へもどるのか、それとも映像と融合していくのか。デジタルテクノロジーの援用による、これまでにない表現の振幅がはじまっています。

現代芸能『獅子と仁人』オンデマンド配信
文化庁委託事業「文化芸術収益力強化事業」
購入:15.00 USD
レンタル(72時間):5.00 USD
https://vimeo.com/ondemand/ancientlionandmodernman

現代芸能『獅子と仁人』
銀獅子=島袋拓也、浦崎直史
金獅子=上江洲安秀、比嘉健斗
仁人=杉本音音
唄=鎌野愛
音楽=畑中正人

演出=タグチヒトシ
振付=伊豆牧子
ビジュアルデザイン=WOW

映像演出=谷口勝也
映像演出システム=高鳥光

獅子造形アーティスト=松岡象一郎
獅子造形アシスタント=中村希世、百瀬仁郎、山本日和
3Dデータ生成=株式会社TAPP
衣装=中村実樹

舞台監督=遠藤豊
照明=田代弘明
音響=小林高治
録音=福岡功訓
演出助手=三橋俊平
会場ディレクション=小越友也

撮影=松井涼、比嘉誠
撮影アシスタント=上原孝心
編集=小林文朋

記録映像ディレクション=田村孝史
記録映像撮影=大木大輔
記録写真=仲間勇太

制作=仲之條紗織
翻訳=William Andrews

企画=株式会社イッカク
会場=がらまんホール
協力=株式会社ジーエム、ライノスタジオ、株式会社Flysound、LUFTZUG、株式会社DOTWORKS、有限会社ファイナリスト、八ヶ岳スタジオ、P.I.C.S.、テレビマンユニオン
特別後援=宜野座村文化のまちづくり事業実行委員会(がらまんホール)
主催=文化庁/株式会社イッカク