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まとめ〜フレームを使用したパフォーマンス制作する
今回のワークショップの参加者は総勢11名。ここからグループを3つに分け、映像を絡めたパフォーマンスの集大成を構築してもらおう。実は前日に、前回のワークショップ同様宿題を出されていた参加者たち。宿題は複数の文章から個人的にイメージを膨らませ易いキーワードを選び、各自の自宅でイメージのシュミレーションを図るというもの。それを集約し披露する場がこの最終項である。グループは「桜組」「竹組」「山口組」の3つ。ニュアンスは伝われど組名命名のゆえんは不明である。さて、このステージのルールは3つ。「3分程度の共通BGMを使用する」「考察中に各グループでサプライズ映像を撮影する」「制作時間は1時間」。それぞれのグループはそれぞれが演じやすい方向性を模索しながら表現の仕方を絞り込んでいく。限られた時間の中で映像を作り込み、それを背景に文章からイメージするパフォーマンスを構築させることは容易ではない。思考する為に要する時間の割り振りを考慮し計画性を要するこのターム。各グループ共にギリギリまで粘り、リハーサルを行い、やっとこさ発表にこぎ着けた。

考察時間は1時間

撮影もこなさねばなりません

桜組のパフォーマンス
まずは、「桜組」から。女性1名に男性3名のこのグループ。使用するグラインダーマンギアはMother Voiceである。電球が仕込まれたヘッドギアを装着する女、周りでちょっかいを出す複数の男たち。リアルな身体が消えた後、トリック映像にシフトする。「トイレ」をキーワードに、前半はステージ上でパフォーマンスを展開し、後半は映像の中で「トイレには男がいっぱい」という答えを提示。ストーリー性がある演出だった。

竹組のパフォーマンス
次は「竹組」へ。この組は、文章からイメージした心情風景を背景に演じた。いくつもの場面転換があり、それは「交通事故」や「警官と死体」、言語で直接訴えかける映像の最後は「雪国だったんですよ」でしめくくられる。なぜ雪国なのか?そしてダンスがあり、4人は寝ころび、映像がかさなる。4人が一体となって1つのイメージを演じようとするパフォーマンスであった。

山口組のパフォーマンス
ラストは「山口組」。男女ミックスの特性を活かして、性差を全面に押し出したパフォーマンスだった。服を脱ぐことをキーワードに、女性の脱衣と男性の脱衣が映像でつながる。その前で、GHPをつけながら服を着ようとする男2人。女性に翻弄され、最後まで3人共にステージにたつことはない、映像とヒトの同化が印象的だった。

そして、ワークショップの最後には3組のパフォーマンスを収録映像で講評した。パフォーマンスをするグラインダーマンという立場から、それぞれのグループに思惑を直接聞いてみる。それぞれの意図を言語に置き換えることにより見えてくる様々なこと。そこには発表の元ネタである文章を書いた人の思い、それを受け取り、書き手以上の表現を吐露してしまうパフォーマーの欲心のズレが目立って感じられた。また、そのズレを越えて、種としてのヒトだけが持ち得る妄想の豊かさに阿鼻叫喚。身体表現と映像だけが持ちえる特性に終始しつつも、人間がもつ想像力の豊饒さに共感を覚えてワークショップ第2弾は閉幕した。人ってやっぱり欲深いのでしょうか?人間の欲も三大欲求に集約されるしね。ってことで次回は2005年の6月4日と5日。海外ツアーから帰ってきたワークショップは如何に進化するのか?また会場でお会いしましょう。

講評:いつの間にかギャラリーも集まっていた

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