ゲームから即興へ〜枠の中の主役はダレだ?

おなじみマスタースレイブ
前回のワークショップでもグラインダーマンにおけるパフォーマンスの醍醐味、即興を伝授したが、今回は、そこに映像がプラスされることでワークショップ難易度が多少上がることになるだろう。早速、画面の中の自分と対話を試みながら即興を行ってもらう。まずは、マスタースレイブ。参加者が即興で生みだす互いのポーズを瞬時にマネをするこのゲームで、即興がもつ身体感覚に慣れてもらうことに。カラダが慣れてきたらすかさず映像の要素を投入。大きな輪を作った参加者が順番にカメラに向かって即興のポーズをくり返す。ポーズを生みだした人の後者は前者のポーズを真似てから自身のポーズを生み出すのがルール。指針となるのは目の前の映像に映る1つ前のポーズと己の姿のみ。実際に視界に入る生身のポーズは真実ではない。映像に映る対象だけが真実のパフォーマンス。フレーム内で鏡併せではない物マネが限られた自己主張の範囲。羞恥心を捨て、通常は機能しない感覚を研ぎ澄ます。そうすることでフレーム内の主役になれるのだ。このステージを経て、いよいよ本日の最終項へ。

画面をマネしながらフレーム・イン

マネしずらいのも即興の1つ
スクリーンの中と外の関係〜集団から個々へ、1行の文章から膨らむイメージ

舞台装置にも余念がない
全てのステージで多面的な視点を設定した本日のワークショップ。最終ステージは参加者が2人組になりパフォーマンスを行う。手始めにここまでに行ってきた集団での即興表現を1対1にすることで「観ること」「観られること」という感覚をさらに集約させる方向付けをする。改めて「観ること」「観られること」の重要性を認識して貰うことに。そこから1行の文章を配布しイメージを組み立てる作業に移行。個と個が出会うことで生まれる表現を構築して貰う。ルールは60秒程度の共通のBGMを使うことと複数のセンテンスから1つを選び30分でパフォーマンスを作ること。そして、グラインダーマンのギアをマストアイテムとすること。勿論、表現はスクリーンの枠も含まれる。鑑賞者はリアルなパフォーマンスと2次元的な身体表現を目の当たりにすることになる。それを踏まえて各々のコンビが表現をすることに。各自がパフォーマンスを試みた後、たった1行の文章から摘出したイメージと、イメージを構築するまでののあらましを聴く。偶然にも男女ペアで創られたパフォーマンスは男女の性差、そこから生まれる感情が表現の軸となっていた。出会いと別れ。スクリーンの外と中の関係性にはぐらかされもする今回のワークショップ。偶然が必然となる瞬間、そこに遺伝子に組み込まれた逃れられない性差のルールあることにハッとさせられ1日目は終了。

リアルタイムカメラとのパフォーマンス

プロジェクションの使い方も千差万別

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