まずは、グラインダーマンの基本的な動きから
映像を使う動きの前にまずは、幾つかのルールを必要とするグラインダーマン的な動作に慣れて貰うためのウォーミングアップから。グラインダーマンのパフォーマンスは、「己を削る」というコンセプトのもと、ギアを装着したメンバーがテクノをBGMに日常的な動きを排除したミニマルな動きをする。歩き方、曲がり方、ポーズの取り方にさえもグラインダーマン流の奥義・思想が存在するのだ。その為には心とカラダを一体に!ということでワークショップの参加者には既製的な概念を捨て頭を空っぽにする作業から始めてもらった。4種類の音を聴き、それぞれの音にポーズをつける。単純な音にイメージを膨らませ各々がカラダを動かし決まったポーズを作る。4つの連続した動きに慣れたら背景に映像を背負うポージングへ移行。パフォーマンスのみの観ること観られることの意識から、フレームで区切られた空間においての見え方を認識してもらうことに。日常で無意識に行ってきた既製的な動きから、グラインダーマン的規制の動きへ。人が「観る」立場から「観られる」という立場に移行し、そこに映像が加わることで「観られかた」はどう変わるか。その状態からどうやってオーラを出すか。これがグラインダーマン流パフォーマンスの極意。2回目のワークショップは「己を削る」ことを知るという作業からスタートした。

音からイメージしてできたポーズ

背景に映像も加わって
映像とカラダの関係〜光を纏ってパフォーマンス
続いては、本格的に映像を使ってのパフォーマンスへ移行。グラインダーマンのパフォーマンスには複数のギアが登場するが、ここではワークショップで初登場のアイテムMother voiceを用いてパフォーマンスを行う。Mother voiceは電球が左右に付いたヘッドギアを装着し、手元のボタンで電球を点滅させることが出来るギア。グラインダーマンのパフォーマンスでは、4人のメンバーがBGMにリンクさせ点滅をシンクロさせたり、タイミングを合わせて光りの流れを作るなど、視覚的にインパクトのある舞台装置であり、操作を完璧にこなせた時の快感度が高いアイテムである。光線の屈折などによって出現する映像と、光の妙技であるMother voiceの光のコラボレーションは有る意味見物。まずは、グラインダーマンのデモンストレーションの後、参加者にも実際に操作してもらう。合計8つの電球を操るためのトラックシートを配布しグループに別れて練習開始。手始めにギアを装着することなく何度も床を叩き点滅のタイミングをカラダに覚えさせていく。その後Aチームから修行の成果を発表。タイミングがずれる瞬間こそあれ、ウォーミングアップでカラダという脳が機能し始めた参加者は映像を背負い巧みに点滅をくり返していく。グラインダーマン的映像の使い方の項目2のポイントである快感は感じられたか?身体に直接映像を投影することでカゲが生まれるからこそ引き立つMother voiceの放つ光の美しさ、何より参加者が短時間でMother voiceを操ってしまったことに感動を覚えたステージ。やっぱりやる気になれば人間何でも出来るんだな〜、で、次のステージへ。

Mother Voice: シーケーンスを覚えられるか?
 

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